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2006年12月17日

経営者や組織のボスになって最初の頃というのは周りの意見が気になったりします。
自分自身という”個性”が固まっていないためフラフラして安定しないです。

ブログがネットにニューフェイスとしてスタートしたのは2004年1月からでした。まだ数年前。
また得意の思い出話をしましょう。

ブログ大ヒットの最重要理由はアクセスがより簡単に手に入るというものです。
そしてブログ界を巡回すれば、ブログばかりでのリンクになっていることが分かります。
リンク集に従来の一般サイトが入っていることは非常に少ない、トラックバックが主流の世界。
そのため一般サイトは注目度が減り、検索エンジンも上位にブログがぞろぞろ出てくる結果に。
アクセスが減っていっているサイト界隈になっています。

・・・で、こういうことを書いても「それがどうしたの?」と思う人が普通でしょう。当たり前じゃんかと。

違うんだな、それが。ミクシイでも同様で、アクセスを得たいのは人間心理に必ず潜んでいます。
ブログ以前の時期は、日記でもなんでも”サイト”で成り立っていました。
プロバイダーが提供する定型ヒナ型にテキストや画像を放り込むのが初心者向けであるぐらいで、
リンクは自分で張っていかないといけなくて、アクセスアップなんて本当に大変な作業。

従ってアクセスを得るために相互リンクに一生懸命になる人も多く、飽きる人もいる、
すでにアクセスを得ていたサイトの管理人は膨大なリンク依頼に作業が追いつかず募集停止、
BBSでの宣伝カキコの対処をどうするか、雑用に時間を取られ発信する情報の質は低下した。
また個人サイトの管理人が「アクセスが欲しい」などと言おうものなら、
ほぼ100%「アクセス乞食」みたいに言われ、どこからか現れるヒネクレ君により荒れたものです。
荒れを利用してメジャーになったサイトも多かったです、はい。

本音で語られるから貴重だといわれる2chでも、IT関連スレで「アクセス乞食」系は叩かれ、
多くは「私はアクセスは求めていない、本当に良いサイトとリンクするし自由にやりたい」という
サイト管理人の発する”おりこうさんセリフ”が続出したものです。
たぶん2chのIT系を見ていた管理人たちは、それが人間らしいと思っていたはず。
鵜呑みにした人も冗談じゃなく多かった。真剣に”アクセスにアクセクしない”を模索されていました。
良いこと=建前=や大手サイトを叩く発言してるのはIT業者が多かったらしいけどね。

正直にアクセスアップを促すサイト(うちを含め)は根本的にネットサーフィン(死語)が好きで、
見るに耐えれないサイトの共通点を探したり、大きなアクセスを得ているサイトを分析したり。
で、いつも「おいおい、このIT業者が何をノタマッテいるんだ」と口悪く思ったりもしましたが、
それほど利害関係のある場所は「本音が貴重な2ch」でもダメです。ほんと。

書き始めたときは短めで終わるつもりだったのに、結果文章が長くなってしまったけど、
数年前には言ってはいけないタブーだったものが、今では堂々と言えるという事が重要。
当時は真剣にネットが今のような状況になるとは思いもよらなかったけど、
人間の根本を見ていて、それを工夫しつづけて開発されたブログ。
簡単作業に加えて相互リンクはトラックバックするだけで成立、アクセスもサイトよりラクチンです。

つまり言われていたことが正しいとは限らなくて、数年後にタブーだったものが主流になった。
経営やボス初心者は人間の根本を見て揺るがないこと。変化の早いネットでも変わらない根源を探す事。
そうすれば、フラフラ感は少なくなっていき、部下からも信頼される人間・仕事として見られると思う。

変な「アクセス乞食」を材料にして説明してみたけど、人間の根本・根源を探すこと、
このテーマを上手く書こうとするのは大変だということが今シミジミと判ったですよ

簡単なことを難しく書く、難しいことを簡単に書く。なにをやっているんだろう>今のじぶん